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トレッキングに関わる被害状況報告SITUATION OF DAMAGE

現地被害情報を見る(2015年5月時点)
被災地支援「しゃくなげの花プロジェクト」

(ネパール地震に関する現地からの状況報告)

ネパール地震に関し、当社のネパールに於ける代理店コスモ・トレック株式会社、大津昭宣氏より以下の通り地震後の状況報告が来ております。
今後も報告は到着次第暫時ホームページに掲載いたします。

(8) ネパール状況報告〈2015年6月2日現在〉
(7) ネパール状況報告〈2015年5月22日現在〉
(6) ネパール状況報告〈2015年5月18日現在〉
(5) ネパール状況報告〈2015年5月15日現在〉
(4) ネパール状況報告〈2015年5月12日現在〉
(3) ネパール状況報告〈2015年5月8日現在〉
(2) ネパール状況報告〈2015年5月3日現在〉
(1) ネパール状況報告〈2015年4月29日現在〉

(8) ネパール状況報告〈2015年6月2日現在〉

1. 全体の状況
地震後の処理については少しずつ復旧期に入っているが、被災地域によってその状況は大きく異なる。

1) カトマンズ
・崩壊した2階建て以下の家屋、ガレキの処理はほぼ終了した。
・残る3階建て以上の建物等の取り壊し作業が行われているが重機不足と隣接家屋への影響等の判定が難しい為作業がなかなか進まない。

2) 地 方(シンヅパルチョック、ゴルカ、ラスワ、ダデイン、ドルカ等)
・崩壊家屋のガレキ撤去作業はほぼ完了している。
・今後は、水道、電気、などインフラの回復が早急の課題。
・家屋を失った被災者のシェルターはテントや波板などで応急の手当ては出来ているが、復旧には相当の時間を要する見込み。

3) 主なトレッキング・ルート
・ランタン方面
ランタン谷は村全体が埋まってしまっており、現状を回復するためには時間と資金が必要。トレッキング地域としては壊滅的であると判断せざるを得ない。
ランタン谷に向かうトリスリからシャブルベンシに向かう道は復旧が進んでいるが、雨期を迎えると土砂崩れなどの危険が指摘されている。

・エベレスト街道
ルクラ、ナムチェ・バザール間は土砂崩れ、落石などで危険地帯があるが、現在復旧工事が行われており、秋のシーズンまでには十分回復される見込み。
ナムチェ・バザール等の村々も大きな被害はない。

・アンナプルナ方面
特に目立った被害はない。

・マナスル方面(ブリガンダキ)
アルガート・バザールとマチャコーラ間は土砂崩れや、橋の崩落で通行不能であるが、政府は雨期明けに復旧させるとしている。

2. 今後の課題

1) 緊急の課題
・仮設住宅の建設
・土砂崩れなどの危険地域から住民の避難
・インフラの回復(電気、水道等)

2) 中・長期の課題
・現在、ネパール政府と援助国、国際機関、国際金融機関などと中・長期復興計画が討議されているところであり、6月8日、25日に国際会議を開催し、7月8日までに復興予算を策定、しこれを7月17日から始まる国家予算に復興事業費として盛り込むことになる。
また9月中旬には復興事業の進捗状況を確かめる為フォローアップ会議が予定されている。

4. 復旧作業
普及作業などはネパール軍、警察が行っており、各国からの救援部隊は殆ど帰国した。
現在最も必要されているのは重機である。
また、国籍を問わず民間のボランテイアの活動は制約されている。基本的には医師など特殊技能を持った者以外の活動は難しい。現場が重機を多く使用する場所であり、危険の回避、メンタル・ケアなどが言葉や習慣の違いから難しいと判断した為である。
なお、外国人のボランテイア活動には政府の許可が必要であり、これを知らなくて被災地に向かう者もおり、政府もコントロールできていない。

5. 募金と寄付について
あまりにも多くの団体が募金活動を行っている為、実情は正確には把握できないが、どこに寄付したら妥当か判断することは至難のワザである。
推測も含め、判る範囲で言えば、寄付する側よりこれを受けるネパール側に問題があり的確に被災者の手もとにお金や物資が届くのか大いに疑問であるとする人達もあるようだ。

(7) ネパール状況報告〈2015年5月22日現在〉

地震発生後およそ一か月が経とうとしているが、5月12日の余震により大きな被害がドルカ、チャリコットなどカトマンズ北東部に発生した。

1. 余震の被害
被害の様子が寄せられている、チャリコット、ドルカ、シンガテイ、などでは総計すると100名以上が死亡しているが土砂崩れで村全体が埋まってしまっている為行方不明者も含めて実数は把握されていない。

4月25日の地震で大きなダメージを受けていたこの地方に救援物資を運んでいたトラックが土砂に埋まってしまたケースもある 現地警察からは"Almost no house standing"という報告もあるそうだ。

2. 避難所
避難所は主にテント、タープ、木材と波板、防水シートの組み合わせである。カトマンズ盆地では木材の入手が難しい為テント、タープが多く、丘陵地帯の被災地には木材を利用した避難小屋を見かける。
テント、タープの配布された主な地域

  テント・タープ 全・半壊の家屋 充足率
カトマンズ 71,641 87,726棟 81%
シンヅパルチョック 59,328 66,636棟 89%
ドルカ 52,000 65,618棟 79%
ヌワコット 47,108 62,143棟 75%
カブレ 47,065 73,647棟 63%
ゴルカ 39,597 58,080棟 68%
パタン 22,196 39,415棟 56%


以上の数字は5月20日現在であるが、数字を発表する機関(政府、軍または外国メデイア)によって大きく異なる場合があり、あくまで参考程度としたい。

3. ドルカ(シンガテイ)の場合

カトマンズ北東約80kmのこの地方はロールワリンのトレッキング・登山で人気の地域である。40年も前スイス政府が援助で建設した山岳道路(通称スイス道路)を大きな街ジリに向かう中間点チャリコットの町からロールワリンに向かう地方がドルカである。被害のほとんどは、地震による大規模な土砂崩れで地域の11の村落が全く消息なく、全体が土砂で埋まったものとされている。また、救援物資を運んでいたトラックや大勢の乗客を乗せたバスなどが消息を絶っておりこれも同様に土砂に埋まったものと思われる。

4. ランタンの場合
ランタンはカトマンズ北方の約20kmトレッキング・コースとしては人気の地域であり、ランタン・リルンをはじめ周辺の山々は日本登山家が最も活躍した地域である。
当時偶然現場に居合わせた日本人登山家によれば、落石の雨あられでたまたま森林帯の岩場の陰に避難できた為助かったということである。
彼らの10分ほど先を歩いて いた外人トレカーは行方不明である。現在までに110名の外人トレッカーと多数の村人が行方不明である.ランタン村をはじめとするあらかたの村落は雪崩と土砂崩れで埋まってしまい早期の復旧は無理である。またトリスリからドンチェ、シャブルベンシにかけての街道も復旧作業は続いているが土砂崩れの可能性は避けられないようである。

5. その他のトレッキングエリア
  ナガルコットのホテル、フォートやチョータラは共に修理が必要で、今秋のシーズンに間に合うようだ。マナスルでは、2回目の余震でアルガートバザールからマチャコーラまでのルートが壊れました。政府は雨期明けに修復工事すると言っている。
クーンブやアンナプルナエリアは今秋までに一部地域を除き概ね復興が期待できると思われる。

6. 2階建て以上の建物の新築は禁止
全壊、半壊家屋、などの撤去作業を受けて政府は7月15日まで2階建て以上の建物の建設を 禁止した。この間地方開発庁やカトマンズ市当局は新しい建築基準法の策定を計画しており 合わせて耐震や火災などを考慮して旧市街区を近代化することになる。
半壊した高層ビルデイングの撤去作業を行っているが現場からは、クレーン等重機の不足と ビルの取り壊し作業の手順がわからず国際社会の応援を求めている。
現在、地震工学(建物)の世界的権威である宮本 英樹博士がネパールに来ておられ多くビルなどの 検査を行っておられる。博士はハイチ地震では5年間現地で復興助力をしておられた。

7. 土砂災害

6月も中旬になるとモンスーンの季節となる。測候所の予測では本年のモンスーンは雨量が少ないとのことであるが、政府災害対策本部では今回の地震で多くの土砂崩れによる災害を経験し、トリブヴァン大学や鉱山局の地質専門家はこの雨季には3,000か所以上の土砂崩れの可能性を指摘している。カトマンズとインド国境をつなぐ幹線道路は山肌を通過する箇所が多く危険が指摘されている。もし長時間この道路群が閉鎖されるとカトマンズ盆地が孤立することは必定である。

8. 日本からの支援
 ・緊急資金援助  約16億8,000万円
 ・緊急援助隊   救助隊( 外務省、警察庁、消防庁、海上保安庁)70名, 医療隊 46名
         救援・医療隊 (自衛隊) 114名

9. 在ネパール日本大使館の活動

 ・4月25日地震発生を受けて館員召集、対策本部立ち上げ、情報取集、 安否確認
     長期滞在者 約1,100名 短期滞在者 約 550名
 ・邦人保護と被害
     エベレストBC  死者1名(中国隊に参加した日本人〉、負傷者1名
     ランタン     2 グループ(9名) ヘリにより救出
     その他      ルクラ等のグループは全員救出
 ・援護など
     大使館を避難所として開放 最大時約50名、延べ136名収容
     国際電話、ホットライン、寝食、の提供
     医務官による健康診断、診療
     定期的な情報提供
     空港にジャパン・デスクを開設
     緊急援助物資、援助隊の受け入れ

10. 復興援助会議のスケジュール

政府はPDNA( Post Disaster Needs Assessment )を立ち上げ復興に関する6月10日までの日程で施策の検討に入った。また6月22日には援助国、国際機関などと会議を持ち7月8日までには復興予算を決定したいとしている。

(6) ネパール状況報告〈2015年5月18日現在〉

トレッキング・コースの一部被害状況と今秋以降の催行見込み予測

現地、コスモ・トレック社より一部コースに調査報告が届きました。
被害がほぼ無い、被害が小さく今秋までに復興が充分見込める判断が出来るエリアについては催行する予定です。

1) ゴラパニ(プーンヒル)周遊コース
 催行に問題ありません。

2) アンナプルナ内院コース
  現地聞き取り調査では催行に問題ありません。

3) アンナプルナ東面、トロン・パス越えコース
 ジョムソムに一部被害があるものの、今秋以降の催行に問題はありません。 比較的被害の無かったアンナプルナエリアは概ね催行可能と思われ、調査を継続します。

4) クーンブ(エベレスト地域)エリア
ルクラ~ナムチェ・バザール間では、ガット、パクディン、モンジョに、ナムチェ・バザールの先ターメ、ターモに被害が出ていますが、今秋迄に復興が見込まれるとして一部コースの催行は可能と思われます。ゴーキョやカラパタールなどについては継続して調査します。

5) ランタン、ロールワリンは被害が大きく現在現地には入域出来ません。
  今秋以降の催行の見込みは立っておりません。

(5) ネパール状況報告〈2015年5月15日現在〉

1.主な地域の被災者
内務省が纏めた5月12日現在の被災者は下記の通りであるが、この中には12日の余震の被災者やランタンなどで行方不明となっている数は含まれておらず、また全土でもありません。
     被災地 死者 崩壊家屋
シンヅパルチョック  3,107人  63,301棟
カトマンズ      1,222人  60,855棟
ヌワコット      1,000人  45,000棟
ダデイン        719人  35,000棟
ラスワ         543人   9,000棟
ゴルカ         410人  57,483棟
バクタプール      319人   9,000棟
カブレ         317人  48,545棟
パタン         176人  22,195棟
ドルカ          77人  40,000棟
合計の死者は8,000人を超えているが数字を見てもわかるように必ずしも正確な数字ではなく、主な地区を集計した概算と言える。倒壊家屋も同様である。

2.被害の特徴
地震の特徴は旧王宮を中心とする旧市街とそれ以外の地域では全く被害の程度、状況が異なることです。これは同じ盆地内のパタン市、バクタプール市なども同様で旧市街が壊滅的であったにも関わらず、3-4km離れた新市街地区などは殆ど被害がみられず、例えば空港からメイン道路を通ってきた人はまず地震があったとは理解できないかもしれない。
しかしながら、全く安全であったわけではなく建物の多くにひび割れが出来たり塀が倒れていることは旧市街と変わらない。

3.市民生活への影響
ここで言う市民生活とは死傷者の多かった旧王宮等を中心とする旧市街を除く地域 を指します。まだ、多くの人が広場のテントで生活しています。
1) 買 物
殆どの商店、大きなスーパー・マーケットは営業を開始した。店員の出勤状況で通常営業時間より短いばあいもある。

2) レストラン
カトマンズ盆地には20軒ほどの日本人の経営するレストランがあるがひび割れ等被害を受けたビルに出店しているレストランを除きおおむね営業を開始した。他の、カフェ等も同様。

3) 市内交通
燃料を節約している市民の足、バス、マイクロ、ミニバス、タクシーの数は従来よりかなり少ない。ガソリン・スタンドはオープンしている。

4) 水 道
盆地内8か所の浄水場に大きな被害はないが、従来から各地域とも1~2週間に、1~2時間程度しか給水を受けておらず。地震が原因で給水が少なくなったとは言い難い。

5) 電 気
これも地震前か一日10時間程度の計画停電が続いていたため、地震の影響による停電時間増は無いようだ。

6) 幹線道路
中国国境へ向かいコダリ道路(今回の地震の周辺)は土砂崩れなどの為現在復旧作業が行われている。その他、物資輸入の最も重要なインドなどへ向かう幹線道路は確保されている。

7) 空の便
カトマンズ就航している国際線30社は多少の減便はあるが、平常のスケジュールに戻った。国内線も山岳地域に向かう便を除き通常通りの運行となった。

8) 秩序
非常に平穏。

9) 病院
トリブヴァン大学付属病院など大きな病院は地震による負傷者の治療も一段落したようで平常にもどっているところが多い。

10) 学校
ネパールの学校は5月15日から再開の予定が地域によって学校への被害が多い為5月29日からの再開となった。

4.ランタン谷の被害
ランタンは今回最も被害の集中した地域の一つです。トレッカーや登山者に人気のある地域です現在ネパール軍が地域を閉鎖し200名を超える行方不明者の捜索にあたっている。
トリスリ、ドンチェに続くシャブルベンシから上部への道路は土砂崩れ、落石で通行できず、ギャンジュンゴンパ、ランタン村は壊滅的と言われている。

5.救援、捜査、医療活動一部

(4) ネパール状況報告〈2015年5月12日現在〉

5月12日(火)12時50分頃(日本時間16時5分頃)比較的大きな地震が発生しました。
USGS(アメリカ地質調査所)の情報によれば、震源地はコダリ(Kodari)南東でマグニチュード7.3、2回目の地震はラメチャップ(Ramechhap)北北東が震源地でマグネチュード6.3とされており、その後も小さな余震が複数発生しています。


(3) ネパール状況報告〈2015年5月8日現在〉

1.内務省集計によれば
 死者 7,802名  重傷者  15,911名  行方不明 3,322名

2. 主な地域の被害状況

1) シンヅパルチョック(カトマンズ北東18km)

2) ゴルカ(バルパック)(カトマンズ)(西方80km)震央のゴルカでは多くの死傷者が出ているが、498校ある学校のうち約400校が全壊、残りも何らかの被害がある。生徒総数は約84,000人が影響を受けている。この地はシャハ王朝発祥の地であり350年前に建立された王宮は崩壊した、特にパルパック地区は1272軒の内1,069軒が全壊した。ネパール軍、インド陸軍、などが救援活動をしている。

3) 全壊家屋
 民家(個人住宅) 288,796 棟   政府建物 14,997棟

4) ランタン地域
トレッカーや登山者の多いランタン地区は現在186名のネパール人と110名の外国人が行方不明である。

5) 救援物資
内務省が集計した記録によれば、26万のテント、毛布、シート、各種食料が被災地に配られているが正確な数字は不明である。

6) 病 院
カトマンズ盆地に限ってはトリブヴァン大学付属病院(日本政府が建設)など多くの病院が被災しておらず、いずれも被災者の治療で医師など関係者が長時間勤務に従事している。しかしながら、薬品の不足が医師から訴えられており、今後の継続治療の為にも多くの薬の補充が急務と思われる。

7) 家屋、ビルデイングの取り壊し
近年カトマンズ盆地にもマンション、ショッピング・モール、雑居ビル等10階建程度の建物が増えている。政府は建物の安全点検を実施しており、非常に危険は「RED」、 やや危険には「YELLOW」などを家屋に張り付けて下り、11棟の高層マンション(10階建以上)が「RED」の判定となっている。
「RED」マーク・ビルデイングが多いカトマンズ市内では周辺への危険回避の為、取壊し作業が始められている。

8) 学 校
政府は5月15日から授業を開始するとしているが、カトマンズの新市街地を除く多くの地区が不可能としている。例えば最も被害の大きかったシンヅパルチョックではほとんど
100%の学校が全壊、ゴルカ郡では80%の学校が全壊するなどで早急な再開は出来ないようである。

9) 道 路
全土の殆どの幹線道路はおおむね復旧しているが、必ずしも 平常に戻ったわけではなく、片側通行なども含まれる。しかしながら、政府は復興に要する資機材などの輸送を至上命令としており道路の復旧には力をいれている。なお、トレッキング、登山などの山間部の生活道路は未だ被災調査が続けられている地域もあり道路の復旧は時間がかかるようだ。

10) 雨季のシーズンと土砂崩れ
モンスーンが5~6週間後に迫っているおり、被災者のテント生活も難しくなってきている。ネパールでは毎年この時期に各地で豪雨による土砂崩れが発生しており甚大な被害をだしている。専門家によれば今シーズンのモンスーン季には最大限の警戒を呼び掛けている。

3.その他

1) 余 震
4月25日以降155回の体感余震があった。26日の余震は震度6.9であった。

2) 家賃の値上げ
震災に便乗して家主が被災者の借りている家作、事務所などの修繕などの理由をつけて家賃の値上げする場合があり政府はこれを固く禁じた。

3) 泥 棒
どこにでも、悪い奴はいるもので避難して空き家になっている家屋に入り込み泥棒をはたらいているケースがみられるそうだ。カトマンズ市警察本部によれば、地震後多数の人がカトマンズから故郷などに避難しており、その分空き家が多い為この種の犯罪がおおくなっておおり、パトロールを強化している。

4) 機動力
アメリカは多くの海兵隊を送っているが、同時に日本で悪評の"オスプレイ"を沖縄から持ち込み辺境地で大活躍している。

5) 秩 序
救援隊や各国メデイアも認めることであるが、混乱にも関わらず秩序は良く保たれており、東北大震災を取材経験のある中国人記者によれば全く日本人のようだと感心していた。

6) 観 光
ネパールの観光シーズンは3月~5月、9月~11月でおよそ70%を占める。
ホテル協会によれば現在殆どのホテルは営業しているが約80%の予約はキャンセルされている。カトマンズ市中心部にある5スターのヤク&イェテイ・ホテルは90%以上の稼働率であるが、その大部分は外国からの救援チームや取材で訪れているメデイアのメンバーであり、他のホテルも同じような状況である。
年間500億円以上を稼ぎだしているホテルだけに、打撃は大きい。

7) 水 道
カトマンズ盆地内の浄水場はKUKL( Kathmandu Upatyaka khanepani limited (カトマンズ?水道機構)が経営している。現状では8か所の浄水場は稼働しているがKUKLによれば約30%が」何らかのダメージを受けているとしているが、エンジニアによれば必ずしも地震のよるものではなく、ほとんどが従前から故障していたものが放置されていたものとしている。従って、約30%のパイプ・ラインのダメージは旧市街での被害であって、浄水場のプラントそのものではないといえる。

(2) ネパール状況報告〈2015年5月3日現在〉

1.被害の状況等

1) 地方からカトマンズに仕事などで来ている約40万人が地震後4日間で転出した為、長距離バス等は大混乱となる。

2) 5月2日現在死者は7,000人を超え、行方不明は、死傷者も毎時間増えている為カウント出来ない状況。

3) 都市部については被害状況が少しずつ明らかになってきているが、山間部や地方の町については確認が遅れている。

4) 政府は死者の出た家庭には取りあえず10万ルピーの支給と、病院などで手当てを受けている被災者は無料と発表したが、認定基準等詳細は不明。

5) カトマンズ西方80kmの震央ゴルカ郡ではバルパックの町が90%以上壊滅状態で500人を超す死傷者が出ている。

6) 以上は多くの被災者がでている比較的大きな街であるが、地方の被害状況がはっきりするにはなお数週間を要するとも言われている。

2.電気、電話等

1) 電 気
カトマンズ盆地内では旧市街、バクタプール、パタン旧市街など大きな被害があった地域を除きほぼ給電が始まった。旧市街などはケーブル、電柱がほぼ完全にダメージをうけており早急の復旧は難しいとしている。また電力復旧作業にはインド空軍、インド電力公社の技術

2) 電 話
ネパールには7社の携帯電話会社があるがカトマンズ市内は通話できる。固定電話も同様であるが地方の被災地への通話は難しい。国際電話によるカトマンズへの通話は旧市街(カトマンズ中心地)を除いてほぼ平常に戻った。

3) 水 道
カトマンズ盆地9か所の浄水場は殆ど被害が無く稼働している。しかしながら 従来から乾季には盆地全体が飲料水不足の為、原則的に2週間に1時間程度の給水という〈場所によっては1~2か月給水の無い地域もある〉異常事態がここ数年続いて おり、震災の影響はないようである。
者が多く派遣されている。

4) 救援物資とカトマンズ国際空港
海外からの救援物資はカトマンズ国際空港に送られている。カトマンズ国際空港は30社の国際線が乗り入れており通常一日250便程度の発着があるが、震災後は連日200便以上の救援物資の大型機が発着するため大半の通常の国際線が発着できない状態。

また、各国は輸送に大型機を使用している。アメリカ,イスラエルは747-400ジャンボ、フランスはA-350、インドはソ連製のイリューシン11-76,などいずれも超大型空軍の輸送機である。このため滑走路が重量に耐えきれず政府は各国に 対し96トン以下の貨物重量をお願いしている。滑走路には数か所ひび割れできており緊急の修復が指摘されている。

5) エベレスト地域のヒマラヤ登山隊
今シーズンのエベレスト登山は中止になる。地震による雪崩で登山ルートが破壊されたため、ルート工作を請け負っているSPCCが再度ルート工作を試みたがクレバス帯が不安定の為危険と判断したもの。観光局ではSPCCの判断に従い局長名で登山中止を登山者に伝えることになるが、すでにあらかたの登山隊、個人は撤退を決めて下山している。
エベレストは358名、42隊に登山許可が出されている。隣接するローツェには118名,12隊、ヌプツェには34名、4隊が同じく登山を試みていた。

4月25日の地震による雪崩はBCを襲い20名の外国人が生き埋めになり多くの死傷者がでた。C1,C2に取り残された登山者はヘリコプターで救出され怪我人はルクラ、カトマンズに移送された。

ここ3年のエベレスト・ネパール側は不運である。3年前には登山者とシェルパが大喧嘩になり、昨年は4月18日に雪崩で15名のシェルパが亡くなり登山は中止された。そして今年である。SPCC (Sagarmatha Pollution Control Committee エベレスト環境汚染規制委員会)がエベレスト登山のルート工作を一手に担っており、通常登山隊はこれに従って登山している。

チベット側は中国政府が登山中止を決めた為、竹内 洋岳隊はカトマンズに帰らずラサから北京経由で5月2日東京に帰った。

(1) ネパール状況報告〈2015年4月29日現在〉

1.救援活動
救援活動の主力は軍、警察ですが、重機などが少ない為インド陸軍、空軍が 輸送機10機、ヘリコプター13機、重車両100両以上人員1,000名以上を投入全国の救援中。
アメリカ、中国、イギリス、パキスタン、バングラデッシュ、ノルウェー、フランス、オーストラリア、イスラエル等の陸、空軍が活動しております。
28日日本から 緊急災害救援隊70名と、2頭の救助犬が到着早速救助活動に頑張っております。民間は多くのNGO,INGOが現場周辺で活動中。
残念ながら天気の悪い日が続いており活動が制約されております。

2.救援地域
最大の被災地であるカトマンズ盆地は以上のようですが、震央に近いゴルカ〈死者約500名以上 カトマンズの西40km〉、シンヂパルチョック〈死者1,000名以上カトマンズの北西30km〉等多くの地域で詳細が徐々に明らかになってきており死者が大幅に増えるといわれております。
また、山岳地方ではエベレストで20人以上、ランタン谷で250名がそれぞれ雪崩、土砂崩れで生き埋めとの報道があります。

3.運 輸

1) 国内線は28日より平常スケジュールにもどりました。
カトマンズ空港は出発、到着の人々で非常に混雑しております。
国際線は4月27日から平常ですが物資の輸送を優先しているため大変混雑しており通常のスケジュールを維持できず、多くの航空機に着陸許可がおりない為引き返しております。
空港は24時間オープンし、滑走路は離着陸には支障ないとのこと。

2) 市内交通
多くのガソリン・スタンドが閉まっており、またインドからのタンローリーが来ない為、購入は困難です。したがって、バス、テンポー、マイクロバス、タクシーなどは殆ど走っておらず、市民の足は確保されていません。

4.通 信

国内での固定電話、携帯電話はほぼOKですが、時間、場所によっては通話が難しいことが多くあります。国際電話も同様です。

5.食料など
大半の商店はクローズです。一度開けたら1時間以内の売り切れた等事務所の近所の     店主が言っておりました。特に飲料水は市内で購入することは難しいと思いますが,開店されてないスーパー・マーケットには大量の在庫があることが判っており開店時には市民が殺到するでしょう。

6.水 道
従来から2週間に一度程度しか配水されていない為特に地震の影響で配水が少なくなったとは言えないようです。地域によってここ2~3か月全く水が来ない地域もあり、1週間に1~2時間来る地域もあります。市内8か所の浄水場は通常とおり動いているようです。

7.電 気

地域ごとですが、徐々に回復してきております。ただし従来から一日10時間の計画停電が続いていましたので、地震の影響で24時間停電であったものが元の状態になっただけです。

8. 炊き出し

日本大使館でも炊き出しを行っており〈現在は中止〉若いバック・パッカーの日本人が訪れていたようです。市内では各所にみられます。

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