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| ネパール旅の情報 | |||||||
2.旅の安全について 2.1 旅の安全 一般的にネパール人には正直な人が多く、時に心を洗われるような気持ちになります。しかし、世界中のどこの国でも同じようにネパールにも犯罪はあります。大勢のスタッフを連れた「日本人旅行者」はお金持ちと見られます。また、多くの日本人は「安全な国」での生活に慣れきっていてガードがゆるい面があります。大勢の人の前で大金を見せるなどといった行為が犯罪を起こすきっかけになる事もあります。極度に緊張する必要はありませんが、「自分の安全は自分で守る」心がけを持って行動する事が大切です。一人でのトレッキングはお薦めできません。人気の無い山道を「日本人旅行者」が一人で歩く事は事故、事件の両面から危険です。どうしても一人旅を望む場合でもガイドを手配する事が最低条件になります。トレッキング中もコースによっては夜間テントサイトへの泥棒の危険があります。ガイドやポーターを伴っての行動の場合は不寝番をたてて警戒してくれるので安全です。 取りあえず、スリや引ったくりの盗難にあわないように、お金を人目にさらさないのが肝心です。人前で分厚い財布(100ドルも両替したら財布は厚くなる)からお札を出したり、何枚も取り出して1枚、2枚と勘定するのは「こんなに持ってますヨ、盗って下さい」とサインを出しているようなものです。大金と小金に分けて小分けにしてしまっておきましょう。 つぎに貴重品はホテルの部屋、机の上などに置きっぱなしにしないようにして下さい。これも犯罪を起こすきっかけになりかねません。カメラやビデオは身から離さず、荷物から離れないようにするといった一般的な注意事項は守りましょう。街中でも一人での行動は慎みましょう。このくらいの注意で安全に過ごせます。 2.2 マオイストについて ヒマラヤの8,000mの高山と、南の熱帯のジャングルに守られたネパールは、イギリスによるインドの植民地化の時代にさえ難攻不落で、何処の国からも植民地化されない独立国家としての歴史を築いてきました。1990年、立憲君主制のもと民主化運動を経て議会制民主主義、複数政党制に移行しましたが、まだ民主主義的体制への道半ばといった状況です。 1996年2月、ネパールの民主化の過程で未解決の貧困問題や汚職問題を根拠に、共和制政府の樹立を目指す極左組織マオイスト(毛沢東主義者)は人民闘争と称して、中西部山岳地帯に警察署や政府施設を襲撃する活動を始めました。 2001年7月、一旦武力闘争を停止し、政府と3回の対話を行いましたが、11月には活動を再開・活発化させています。2003年1月マオイストは突然に即時停戦、政府対話の開始を表明しました。政府もマオイストへのテロ集団指定の解除、指名手配や懸賞金の撤回を表明し、3月にはその行動規範が合意され解決の兆しを見ましたが、その後の政府の考えや国軍の取り扱いについての意見の食い違いが解決せず、2005年春にはマオイストによる停戦行動規範違反の行動も散発し、国王(政府)、政党及びマオイストの三つ巴の綱引き状態となっていました。 こうした中で政党とマオイストは、2005年11月に12項目の合意事項を得て、国王との対立という方向になりました。さらに2006年4月に政党とマオイストは連携して全国規模でのゼネストを展開し、国王に反対する勢力が拡大してゆきました。これに対して国王は4月24日に国民向けテレビ演説を行い、2002年5月に国王が解散した下院の復活を宣言し、一応事態は収拾しました。 2006年4月24日に国王が国民への権力移譲と議会復活を発表し、コイララ新政権が発足しました。さらに2006年11月22日に新政権とマオイストの間に恒久的停戦が盛り込まれた和平協定が結ばれ、一応の政治的安定状態を得ることができました。続いて、2007年6月に制憲議会選挙が行われて新体制が確立される見込みでしたが、これは準備不足のため11月に延期されています。 2.3 バンダ(ゼネスト)とデモ ネパールでは時折、マオイストが裏からゼネストを実施するよう国民に呼びかけています。これをネパール語でバンダといいます。ストの日時、対象地域やストの内容に従わない場合、後日マオイストに目をつけられる事を恐れて大半の国民は従っています。 ストの内容も様々ですが、一番多いのが交通機関の停止、商店の閉店です。その時は街中の車の往来もなくなり公害の排気ガスも匂わず、騒音もなくかえって快適なほどです。そして、移動は徒歩で、買物や食事は大きなホテルの中の店やレストランで済ませば生活に支障はあまりありません。 政府機関に対するデモなどがある場合は事前に判るのでその場所には近づかないようにする事で無用なトラブルを回避できます。このような場合、政府軍や政府関連施設はデモ隊と衝突する可能性があるので近づかないなどの注意をすれば街の中に出ても日中はあまり心配はありません。 バンダの日にネパールへの到着あるいは帰国の日にあたる場合は、ホテルと空港間は徒歩移動になる場合もありますが、外国人ツーリストと表示してバス移動が出来る場合もあります。このような状況になれば、現地コスモトレック社は経験と情報収集に基づく的確な判断をし、皆様に行動の指示をいたします。この指示に従って行動する限り御心配はありません。また、政党とマオイストとの和平協定締結に伴って、バンダの発生は激減するものと考えています。 2.4 治 安 最近は海外旅行における治安についてご心配なさる方がふえています。どこの国にも治安の悪い場所があり、そして悪い人もいます。ネパールは親日的な国民が大半で、それらの人との交流によってネパールフアンになる方がとても多いのです。ただ、スリや置き引き、詐欺まがいのお土産販売などもありますので注意が必要です。 また、マオイストに対する心配がありますが、マオイストは政権奪取した後に世界から孤立しないようにとの判断から、外国観光客は攻撃しません。また裕福な住民から徴収する活動資金の財源は外国観光客を相手にする企業、商店、ロッジ、茶屋などですので、同じく外国観光客が来なくなると資金も手に入らない関係もあって、外国観光客は攻撃しません。 当社は、危険が予測される地域へのトレッキングは実施しておりません。また、2006年8月現在マオイストに関係する日本人の被害は出ておりません(日本外務省広報による)。従来はトレッキングコースによってはマオイストの支配地域が含まれるとき、時としてトレッキングがガイド付きの場合はガイドに、ガイドなしの場合は直接トレッカーに「Tourist Fee」と渉する「通行料」を求めてくることがありました。しかし、その支払いをする限り、不安材料はありません。 当社は在ネパール日本大使館との連絡を密にして、安全確保に努めているのでご安心ください。当社トレッキングに参加される皆様には、渡航前に必要に応じで外務省渡航情報などの現地情報をお知らせしています。また、当社は治安に関わる独自の催行基準を設けて実施しています。 2.5 旅の病気 世界の他の国と同様、病気にならない為に生水は絶対に口にしないことです。ウィスキーもロックや水割りに使う「氷」に問題があるので、ストレートかお湯割が安全です。店にもよりますが、生野菜、アイスクリーム、生のジュースにも注意が必要です。旅の健康についての情報は厚生労働省の「旅行者のための海外感染情報」のホームページが役に立ちます。 旅の途中で予想されるのは、下痢、腹痛、発熱、便秘、頭痛、不眠、食欲不振、胃痛、胸焼けなど、時には突然の歯痛もあります。山中では対症療法が主体となるので、痛み止め、化膿止め(抗生薬品)等を少量お持ちください。また、不眠が心配な方は緩やかな睡眠導入薬などの処方薬、市販薬を持参するのも良いです。ただし、高所での睡眠導入剤の服用は危険ですのでご注意ください。また、普段服用している持病薬は必ずお持ちになるようお願いします。 トレッキング中の高山病については、スタッフの指示に従って予防や対応に努めて頂きます。
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